コラム 2024.10.17

注文住宅の照明の種類と選び方のポイント

注文住宅の照明の種類と選び方のポイント

私たちの毎日の暮らしで欠かせないもののひとつに、照明があります。照明は夜の生活を快適にするだけでなく、空間を演出する際の重要なポイントでもあります。今回は空間の中における照明のあれこれについて、詳しくご紹介しましょう。

住まいの照明を計画するには?

住まいの照明を計画するには?

住まいの照明を計画する際には、各空間の役割や住宅全体の雰囲気を考えることが重要です。まず、リビングやダイニングなどの共用スペースでは、落ち着いた温かみのある照明を取り入れることでリラックスできる空間を演出します。また、キッチンや作業スペースでは明るさと機能性を重視し、手元が見やすくなるように照明計画を立てましょう。寝室やバスルームなどのプライベートな場所では、照明の強弱を調整できるようにすることで、時間帯や気分に合わせた空間を作ることができます。さらに、デザイン性を重視した照明器具を選ぶことで、インテリアの一部としても楽しむことが可能です。住まい全体を見渡し、バランスよく照明を配置することで、心地よく快適な空間を実現しましょう。

照明器具の種類

ペンダントライト

ペンダントライト

ペンダントライトは、天井から吊り下げるタイプの照明で、デザイン性が高く空間のアクセントに最適です。ダイニングテーブルやキッチンカウンターの上に設置することで、照明の明かりが特定の場所を強調し、落ち着いた雰囲気を演出します。ペンダントライトのデザインやサイズはさまざまで、空間に合ったものを取り入れると、インテリアの一部としておしゃれな印象を与えることができます。高さ調整も可能なタイプが多く、使い勝手も抜群です。

ダウンライト

ダウンライト

ダウンライトは天井に埋め込む形で設置される照明器具で、部屋全体をスッキリと見せたい場合に最適です。天井面にフラットに収まるため、シンプルかつモダンな印象を与え、照明そのものが目立たないのが特徴です。特にリビングや廊下、キッチンなど広い空間で均一に明るさを確保したい場所に適しています。必要に応じて、複数のダウンライトを組み合わせて使うと、陰影のない明るく快適な空間を演出できます。

シーリングライト

シーリングライト

シーリングライトは天井に直接取り付けるタイプの照明器具で、部屋全体を明るく照らすのに最適です。特にリビングや寝室、子供部屋など広い空間での使用に向いており、部屋全体を均等に照らすことができます。取り付けが簡単で、さまざまなデザインや機能を備えたものがあるため、住まいの雰囲気に合わせたチョイスが可能です。リモコン操作や調光・調色機能付きのタイプもあり、快適な暮らしをサポートしてくれる便利な照明です。

雰囲気を作る照明の色

雰囲気を作る照明の色

電球色

電球色は、温かみのあるオレンジがかった色合いが特徴で、リラックスできる空間を演出します。やわらかな光が部屋全体に広がるため、落ち着いた雰囲気をつくりたいリビングや寝室に最適です。特に、夕方や夜の時間帯に使用すると、心地よい安らぎを与える効果があり、カフェやバーのような居心地のよい空間を作り出します。また、家具やインテリアをやさしく包み込み、あたたかい印象を引き出すのも魅力です。

昼白色

昼白色は、白色のような自然な光で、太陽光に近い色合いが特徴です。この光は、視界がクリアで見やすく、活動的な空間にぴったりです。キッチンでは食材本来の色がよくわかり作業がしやすいでしょう。また、洗面所に設置するとメイクをする際にも自然な仕上がりになりやすいと言われています。どんなインテリアにも合わせやすい万能な照明色で、適度な明るさが部屋全体に広がり、清潔感のある印象も与えます。

昼光色

昼光色は、青みがかった冷たい光で、非常に明るいのが特徴です。日中の自然光よりさらに明るく、作業効率を高める効果があります。昼光色は、集中力を高める半面、疲れを感じやすいとも言われるため、勉強部屋や書斎などの手元照明に向いています。また、モダンなインテリアにもマッチするクールな印象を与えます。

今回は空間デザインにおける大事な要素である照明について詳しくご紹介しました。照明の役割は色やデザイン、配置する箇所によって変化します。それぞれに適したものを設置して快適な空間を作りましょう。