コラム 2025.1.14

注文住宅で平屋の住まいを建てたい!メリット・デメリットや間取りについて解説

注文住宅で平屋の住まいを建てたい!メリット・デメリットや間取りについて解説

豊かな暮らしを実現できる住宅スタイルとして、最近人気が高まってきている平屋の住まい。今回はこの平屋がなぜ人気なのか、そのメリットや建てる際の注意点などを詳しくご紹介していきます。

平屋とは

平屋とは

平屋とは、一階建ての住宅のことを指します。二階以上のフロアを持たず、すべての生活空間が地上階のみで構成されているところが特徴です。このシンプルな構造は、家族全員が同じフロアで生活できるため、家族間のコミュニケーションを大切にしたい方に好まれています。また、高齢者や小さな子どもがいる家庭にとっては、階段がなくフラットで安全性の高いところが魅力となっています。さらに平屋は、庭と一体感のある開放的な空間を作りやすく、自然とのつながりを感じながら生活することができます。

平屋のメリット

平屋のメリット

庭との一体感

平屋の魅力のひとつは、庭との一体感を楽しめることです。大きな窓やウッドデッキを設ければ、室内と庭が自然につながり、開放的で心地よい空間が広がります。リビングから気軽に庭へ出られるため、子供たちは裸足のまま庭遊びを楽しむこともできます。庭を暮らしの延長として活用することで、日々の生活はより豊かになるでしょう。

バリアフリー

平屋は生活空間がすべて同じフロアにあるため、バリアフリー設計がしやすいことも特徴のひとつです。段差が少なく移動がスムーズになることから、高齢者や小さな子どもがいる家庭でも安心して暮らせる空間が生まれます。また、車椅子が必要になった場合でも対応しやすいため、将来を見据えた住まいとしても適しています。家族全員が安心して快適に暮らせる空間を作れることは、平屋ならではの大きなメリットです。

家族とのつながり

平屋の大きなメリットは、家族が同じ目線で生活できるようになることです。どの個室に対してもリビングを通る設計にすると、自然と顔を合わせる回数が増えます。それぞれの個室で過ごす時間があっても、同じフロアにいるという安心を感じられるでしょう。家事をしながら子どもたちの様子を見守ったり、お互いに声をかけやすかったりと、日常の中でコミュニケーションが増えることが大きな魅力でしょう。

平屋のデメリット

平屋のデメリット

広い敷地が必要

平屋を建てる場合、生活空間がすべて一階に収まる分、広い敷地が必要になります。部屋数や収納スペースをしっかり確保するためには、土地の面積に余裕がないと実現が難しい場合もあります。理想とする間取りの大きさに合う敷地があれば、家と庭をうまく組み合わせたゆとりのある空間を作ることができます。平屋は都心で生活したい方よりも、ある程度郊外でのんびりと暮らしたい方に向いていると言えるでしょう。

水害対策が必要

平屋は生活空間がすべて地上階にあるため、水害への備えが欠かせません。土地探しの段階でハザードマップを確認し、水害リスクが低い場所を選ぶことが大切です。また、床を高めに設計し、防水性能の高い建材を使うことで、浸水リスクを軽減できます。排水設備を充実させることも効果的でしょう。

平屋を建てる際の間取りのポイント

平屋を建てる際の間取りのポイント

天井を高くして採光・通風を確保する

平屋では天井を高くすることで、空間に広がりが生まれ、明るく開放的な雰囲気を作りやすくなります。また、近隣の建物規模もよく考慮して、日当たりを十分に確保できるよう天井の高さを調整することも出来ます。通風についても同様に、周辺の状況をよく調査し、シミュレーションできると実感しやすいでしょう。

プライバシーを確保できるようにする

平屋はプライバシーの確保も重要です。寝室や子ども部屋はリビングや玄関から少し離れた場所に配置し、静かで落ち着ける空間にしましょう。外からの視線を遮るために、窓の位置や目隠しの設計を工夫することも大切です。建物で囲われた中庭を設けると、周りの目を気にせず過ごせる空間となるでしょう。

まとめ

今回は、平屋を建てたいとお考えの方に、メリットや注意点、間取りのポイントなどについて詳しくご紹介しました。これらの点に注意しながら、ぜひ自分たちの暮らしにあった理想の平屋を建ててみてはいかがでしょうか。