コラム 2024.2.26

2階リビングのメリットとデメリットとは?取り入れる際のポイントも解説

2階リビングの明るい空間での暮らしには、誰もが憧れてしまうような開放感があります。そんな素敵な印象のある2階リビングですが、取り入れる際は、家族のライフスタイルに合っているかを考えたいものです。今回は、2階リビングのメリット・デメリット、計画の際の注意点などをお伝えします。

2階リビングのメリット

メリット1:日当たり、風の通りがよい

2階にリビングを配置するメリットとして、日当たりと風通しの良さがあげられます。高い位置にあるため、太陽の光を効果的に取り込み、明るく開放的な空間をつくり出します。また、風通しもよいので、室内で心地よく過ごすことができます。自然の光と風を活かし、季節の変化や気候を感じることのできる快適なリビング空間を作ることができるでしょう。

メリット2:LDKにバルコニーを併設できる

2階にリビングをがあることで、LDKにバルコニーを併設出来るというメリットがあります。リビングからアクセスしやすいバルコニーは、LDKとの連続性があるので、一体となったような広さを感じることが出来るでしょう。バルコニーがあることで、屋外でリラックスしたり、季節の変化を感じられる豊かな空間が実現します。

メリット3:眺望がよい

2階にリビングを配置する大きなメリットは、素晴らしい眺めを楽しめることです。高い位置にあるため、周囲の景色や風景が一層際立ちます。大開口を設けることで、周辺の眺めを十分に味わうことが出来ます。朝の日の出や夕暮れの景色は、日常生活に華を添えてくれるでしょう。こうした眺めは、リビングに穏やかな明るさをもたらし、家族のくつろぎのひとときをより豊かなものにしてくれるでしょう。

2階リビングのデメリットと解決策

2階リビングのデメリットとして、階段の上り下りが負担になるという事があります。日常的な生活でリビングを利用するたびに階段を移動する必要があり、特に高齢者や小さなお子さんは、少し不便を感じるかもしれません。この場合は、階段の途中に踊り場を設けたり、階段の幅を広げたり、または勾配を緩やかにするなどで、階段昇降時のご負担を軽減させることが可能です。

快適な2階リビングを実現するポイント

2階リビングの天井は屋根に近いため、1階にリビングを設置した場合に比べると、夏にはどうしても熱気がこもりがちです。しかしきちんと対策をすることで、快適に過ごすことはできます。例えば、屋根を含めた家全体の断熱性能を上げたり、開口部のガラスには複層ガラスなどを採用する事で対策できるでしょう。また家の内部では、シーリングファンやサーキュレーターを使って、冷房効率を上げる工夫もできますね。

2階リビングが向いているのはこんな人

2階リビングは、日当たりを重視する方やいつでも明るい空間で過ごしたいとお考えの方に向いていると言えるでしょう。住宅密集地などの日当たりの確保が難しいとされる場所にも、2階リビングはおすすめです。

また、道路に面している1階と比較して、2階リビングは人目が気になりにくいので、プライバシーを確保したい方にとっても、暮らしやすい間取りと言えます。さらに2階リビングは、勾配天井と組み合わせることで、開放的な空間を求める方にもおすすめできる間取りとなるでしょう。

今回は2階リビングについて見てみました。明るくて過ごしやすく、魅力たっぷりの2階リビング。家族にとって暮らしやすく、快適な2階リビングのある家をお考えであれば、ぜひ一度、専門家へご相談ください。