アクセントクロスでおしゃれ&安眠できる寝室をつくろう! おすすめや施工例もご紹介

一日の疲れをとるために大事な空間である寝室。疲れた時には落ち着いた雰囲気のおしゃれな寝室で、ゆっくりと過ごしたいものですよね。今回は、寝室をおしゃれな空間にするアイテムの一つ、アクセントクロスについて詳しくご紹介しましょう。
寝室をアクセントクロスでよりおしゃれな印象に

アクセントクロスはその空間のフォーカルポイントとなり、空間をよりおしゃれに見せることができます。これは、寝室という空間においても同じことが言えます。おしゃれな空間を演出しながら、一日の疲れを癒すという寝室の役割も大切にしたいところ。それらを踏まえて、どういったアクセントクロスを選ぶかは非常に重要なポイントになるでしょう。
おしゃれな寝室にするためのアクセントクロス選びのポイント
リラックスできる色を選ぶ

忙しく過ごした一日の終わりのリラックスできるひと時は、寝室でゆったりと過ごしたいと思う方が多いのではないでしょうか。そんなひと時のためには、自分が心からくつろげるような落ち着いた色味を選ぶのがおすすめです。寝室の空間づくりは、心が落ち着いて、心地よさを感じられるよう意識しましょう。
好みのテイストを決める

自分の好きなスタイルや実現したい世界観を決めると、整った印象の寝室になるでしょう。もちろん、色による心理的効果というのはある程度決まっている部分もあり、一般的には寝室のアクセントカラーは落ち着きを与える寒色系をおすすめされることが多いでしょう。しかし、寝室は照明も比較的暗めの場合も多いため、暖色系であっても自分の好みのテイストであることが落ち着ける空間を作る秘訣と言えるでしょう。
アクセントクロスの面積を考える

寝室のアクセントクロスは、使う大きさもしっかりと考えたいところ。アクセントクロスは、他の壁面とは違った色を使うことでその部分が強調されるため、その面積が大きければ大きいほど主張が強くなります。その場合は、明るい色なら小さめに、落ち着いた色なら大きめにというように色合いによって面積を使い分けるといいでしょう。
照明との調和

照明選びはアクセントクロスの表情を大きく変える重要な要素です。寝室に適した温かみのある「電球色」の照明は、クロスをより落ち着いた色合いに見せてくれます。また、石目調など凹凸のある素材に間接照明を当てると美しい陰影が生まれ、ホテルライクな高級感を演出できます。クロスと光の組み合わせを意識することで、より安眠できる心地よい空間が完成します。
寝室のアクセントクロスにおすすめの場所
ベッドボード側の壁

寝室でアクセントクロスを取り入れる際、最も定番で失敗が少ないのが「ベッドのヘッドボード(枕元)側の壁」です。面積も大きいため、フォーカルポイントになります。また、就寝時には自分の視界に入らない位置になるため、少し大胆な色や柄を選んでも睡眠の邪魔になりません。お気に入りのデザインを大胆に取り入れ、自分だけの特別な空間を演出するのに最適な場所です。
最初に目に入る壁

ドアを開けて部屋に入った時、最初にパッと目に入る壁もおすすめの場所です。ここをアクセントクロスにすることで、部屋全体の第一印象が決まります。「自分の好きな色」や「見ていて気分の上がる柄」を選ぶと、部屋に入るたびに心が弾むような満足感を得られるでしょう。一日の終わりに寝室へ入る瞬間や、朝目覚めて部屋を出る瞬間に、幸せな気持ちにさせてくれる素敵な壁面を作ってみるのもいいですね。
寝室のアクセントクロスには機能性クロスもおすすめ

吸放湿機能
寝室は就寝中の汗などで湿気がたまりやすい場所です。吸放湿機能のあるクロスは、室内の湿度変化に応じて湿気を吸収・放出し、結露やカビの発生を抑制します。快適な湿度環境を保つことで、ジメジメした不快感を軽減し、質の高い睡眠をサポートしてくれます。
消臭機能
寝室特有の生活臭や布団のニオイ、汗のニオイなどが気になる方におすすめです。消臭機能付きクロスは、ニオイの原因となる成分を吸着・分解し、空気をクリーンに保ちます。換気がしにくい季節や花粉の時期でも、お部屋の空気をリフレッシュさせてくれる頼もしい機能です。
抗アレルゲン機能
壁紙の表面に付着したスギ花粉やダニの死骸、フンなどのアレル物質の働きを抑制する機能です。アレルギー体質の方や、小さなお子様がいるご家庭では特に安心感につながります。床に落ちる前のアレルゲンを壁面でキャッチ・不活化し、清潔な室内環境づくりにおすすめです。
アクセントクロスを使った寝室の実例紹介
グレーなどの無彩色

グレーなどの無彩色を選んだ場合は、部屋全体に施したとしても違和感なく落ち着いた寝室を演出できます。この場合は、床をブルーにすることでコントラストが生まれ落ち着きの中にもクールな印象を作り出しています。また、扉とモールディングを白とすることで明るさも表現しています。
爽やかなブルー・ネイビー

白一色の空間にクローゼット部分の壁紙を寒色系の柄物とし、また扉もブルーとして寒色系でまとめることで、爽やかな印象を作り出しています。主張が強くなりがちな柄のクロスも、この事例のように、クローゼット内のみに貼ることで普段はそれほど目に入らず、遊び心程度に見え隠れするという配分がちょうどいい配分と言えるでしょう。
落ち着いた印象のグリーン

白を基調としたシンプルな空間の中に、落ち着いた色味のグリーンの壁紙をアクセントクロスとして採用しています。渋みのあるグリーンは、和のテイストを感じる要素もありますが、クローゼットの入口上部の緩やかなカーブとの組み合わせで、北欧スタイルのようにも感じられます。インテリアや小物によって雰囲気を変えることができる自由度を感じますね。
ナチュラルなアースカラー

ベージュやグレーを混ぜたような淡いアースカラーは、近年のトレンドであり寝室にも最適です。こちらの事例のように木目の家具やフローリングとも相性が良く、視覚的な刺激が少ないためリラックス効果は抜群です。ナチュラルで優しい雰囲気に包まれながら、一日の疲れをゆっくりと癒やすことができる、飽きのこない寝室です。
モダンなタイル調

石目調やタイル柄のアクセントクロスを取り入れることで、まるでホテルのようなモダンで洗練された寝室が実現します。こちらの事例では重厚感のあるグレーを採用することで空間が引き締まり、落ち着いた大人の雰囲気を演出しています。メインの壁が白色なので重すぎないところもポイントです。
小ぶりな柄物

無地では物足りないけれど、派手すぎるのは苦手という方には、小ぶりな柄物のクロスがおすすめです。こちらの事例では主張しすぎないパステルトーンで小さなイラストパターンのクロスが、空間に上品なアクセントと奥行きを与えています。ベースの色を淡いトーンに抑えることで家具や寝具との調和も取りやすいのもメリットですね。
アクセントクロスは、寝室をおしゃれに見せるだけでなく、色や照明との組み合わせ次第で心からくつろげる空間づくりにも役立ちます。貼る場所や貼る面積を工夫することで、部屋全体の印象も大きく変わります。みなさんも、家を作る際にはぜひ寝室にもアクセントクロスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。