注文住宅のリビングの最適な窓の大きさとは?種類や選び方を解説
家づくりを考えるときに、まず広々として明るいリビングが欲しいと思う方は多いのではないでしょうか。今回はリビングの窓の大きさについて考えてみましょう。明るいリビングを作るためには、どのような窓が最適なのかをお伝えいたします。
リビングに設置される窓の種類とサイズ
掃き出し窓
掃き出し窓は、床から天井近くまでの高さがある大きな窓で、日中の太陽光を存分に取り入れるのに有効な窓と言えるでしょう。掃き出し窓は、引き違い式であることが多く、窓を開けてそのまま外へ出ることができるため、テラスやバルコニーとつながるリビングに設置される場合が多いです。掃き出し窓を設置することで、視界が広がり、屋外との一体感が生まれるため、庭や景観を楽しみながら生活したい人におすすめです。
腰高窓
腰高窓は、床から一定の高さに設置される窓で、一般的に窓の下端が腰の高さ程度に位置します。腰高窓は掃き出し窓と比較すると、光を取り入れる量は少なくなりますが、家具を配置しやすいというメリットがあります。また、デザインやサイズのバリエーションも豊富なため、インテリアと調和させやすい点も嬉しいポイントです。リビングの配置や用途に応じて、柔軟に取り入れられる窓のひとつと言えるでしょう。
高窓(ハイサイドライト)
高窓(ハイサイドライト)は、壁の上部に設置される窓で、視線を遮りながらも自然光を効率よく取り入れるのに適しています。リビングに高窓を設置することで、プライバシーを確保しつつ、降り注ぐような柔らかな光を室内全体に届けることができます。壁面を有効活用できるため、テレビや家具を設置する際に邪魔にならず、インテリアのレイアウトもしやすくなるでしょう。
リビングに大きい窓を設置するメリット
リビングが開放的になる
リビングに大きな窓を設置することで、明るさと開放感が味わえます。これは、どんな種類の窓でも同じ効果がありますので、用途や設置位置に合わせて窓を選ぶことができます。例えば、大きな掃き出し窓なら開放して外気を取り込むことでさらに開放感が増すでしょう。また、天井付近に設けるフィックス窓なら、青空や太陽を室内に居ながら眺めることができ、極上の開放感を味わえます。
自然光を存分に取り込める
大きな窓をリビングに設置することで、自然光を豊かに取り込め、日中の室内の明るさをキープできます。特に南向きの大きな窓であれば、太陽の光がリビング全体に行き渡り、昼間は照明を必要としないで生活できるでしょう。さらに、季節ごとの光の角度や温度の移ろいも感じられ、家の中にいながら季節感を楽しむことができます。
外と緩やかにつながる空間となる
リビングに大きな窓を設けることで、室内にいながら、屋外と緩やかにつながる感覚が得られます。大きな窓は、庭やテラスが自然に目に入り、まるで外にいるかのような感覚を楽しめるのが魅力です。また、窓越しに自然を感じることで、視覚的なつながりが生まれ、家の中と外との境を感じにくくなり、屋内外で過ごす家族との一体感が増すというメリットもあります。
おしゃれで暮らしやすいリビングを実現する窓の設計のポイント
レイアウトや動線に配慮する
おしゃれで暮らしやすいリビングを作るためには、窓を含めたレイアウトや動線に配慮することが重要です。窓の位置は自然光や風を取り込むために、適切な位置にレイアウトする必要があります。また、リビングと外部空間のつながりを考えて動線計画を行うことで、外部空間も含めた家全体としての使いやすさが向上するでしょう。
プライバシーの確保を考える
リビングの窓の設計においては、外からの視線を遮るためのプライバシー確保も重要です。外からの視線を気にせず、リビングでリラックスできる空間を実現することが暮らしやすい設計の鍵となります。特に大きな窓や道路に面した窓がある場合、外部からの視線が気になりやすいため、カーテンやブラインドまたは、樹木やフェンスを利用するなどの工夫が必要になります。
今回は、リビングをより快適な空間にするために、どんな窓を付けたらいいのかについて考えてみました。大きな窓は魅力的ですが、その種類やつける場所によって、それぞれ注意するポイントがありました。家全体の住みやすさを考えて快適な窓をデザインしましょう。