車を所有している人であれば、自宅の中にガレージを組み込んだガレージハウスに憧れているという方も多いのではないでしょうか。今回は、ガレージハウスの人気の理由から取り入れたい設備まで詳しくご紹介していきます。

ガレージハウスとは

ガレージハウスとは、建物の内部にガレージが入っているタイプの住宅のことを指します。車を家の中から眺めたい、車を自分で思い切りメンテナンスしたい、という車好きの方に人気のデザインです。また、敷地が小さい場合でも空間の有効活用法として、建物の1階部分を駐車場に、上部を居住空間にするという設計がよく見られます。

ガレージハウスのメリット

車を守ることができる

車を安心安全に駐車できる点が、ガレージハウスの大きなメリットと言えるでしょう。自宅敷地内に青空駐車やカーポートを設置して駐車する方法もありますが、ガレージハウスであれば、施錠ができる完全屋内に駐車することができます。風雨や紫外線などの天候の影響から守られることはもちろん、車の盗難やいたずらに対する防犯対策としても有効です。

雨の日でも乗り降りが簡単

ガレージハウスのメリットとしての二つ目は、雨の日でも乗り降りが簡単ということです。車を完全に屋内へ入れることができるため、外の天気に関わらず、快適に余裕をもった乗り降りができるでしょう。雨の日でも、買い物をした荷物と傘を両方持つというような面倒なことも避けられます。また、大きな荷物でも、トランクを開け放してゆったりと出し入れができるのも嬉しいポイントです。

別の用途として利用できる

ガレージに駐車していない時の空間を利用しないのはもったいないですよね。この空間を別の用途で利用することもできます。子供たちの遊び場になるのはもちろん、大人の趣味の部屋として利用することや、友人たちを招いてパーティーもできそうです。用途に合わせて内装を考えるのも楽しそうですね。

ガレージハウスのデメリット

居住スペースが圧迫されることも

本来ならば部屋にできる部分をガレージとして作る必要があるので、その分の部屋のスペースはどこかで調整する必要があります。狭小地の一階であれば、快適な環境の部屋を作ることが難しい場合もあるので、思い切って縦方向へ空間を伸ばすことで、車にも住む人にもメリットのある空間を作れるかもしれませんね。

音や匂いが気になる

スペースに余裕がある場合のガレージハウスの間取りでは、ガレージのある1階に居住スペースを計画することもあります。その場合に、寝室やワークスペースなど、静かで集中できる環境が必要な空間を作ってしまうと、車の音や匂いが気になることもあるでしょう。納戸や水回りなど、匂いや音が気になりにくい用途の部屋を配置するようにしましょう。

ガレージハウスに取り入れたい設備

オートライト

オートライトを外部に設置すると、防犯対策として有効なだけでなく、車内からの視界がクリアになり、接触事故などを避けることができるでしょう。また、室内側につけるオートライトは、入庫する際や、荷物の出し入れにも便利で役立ちます。

エアコン

エアコンもぜひ取り入れたい設備の一つです。ガレージを駐車スペースのみとして使用する場合はそれほど必要ありませんが、車のメンテナンスをしたり、趣味部屋のように多目的な用途でも使用する場合には、室内環境を快適にする必要があります。エアコンや換気設備、採光のための窓なども設置することをおすすめします。

今回は、ガレージハウスについて詳しくご紹介しました。ガレージハウスは、大切な車を守ることができるだけでなく、車を利用しない家族にとっても様々なメリットがあります。ぜひ、家族全員で楽しんで使うことができるガレージハウスを作ってくださいね。

「いっしょにつくる」を大切に。